Gathers No Moss Like A Rolling Stone

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CINEMA
COLUMN & REVIEW



 KIDS (米/1995) @DVD

監督:ラリー・クラーク
出演:レオ・フィッツパトリック/クロエ・セヴィニー/ジャスティン・ピアース
ティーンエイジャーの無軌道なセックス&ドラッグを描いた ラリー・クラークの映画監督デビュー作。
過激な内容ながら、淡々とした演出が、非常にリアルでありつつ、 同時にクールなアート性も感じさせる。
「トレスポ」の背景が常にどんよりとした曇に覆われ、重苦しいのに対して、 この映画は、明るい日差しに包まれ、からっと乾いている。 それは、無知故の無邪気さを象徴しているかのようだ。
朝の光の中、キャスパーの一言と絶句で終わるラストは、 どこか爽やかで、滑稽ですらある。
もちろん、その後に悲劇が待っているのだけれど。


 NANA (日/2005) @WOWOW

監督:大谷健太郎  原作:矢沢あい
出演:中島美嘉/宮崎あおい/松田龍平/成宮寛貴/丸山智己/松山ケンイチ /平岡祐太/サエコ
   /能世あんな/高山猛久/伊藤由奈/玉山鉄二/水谷百輔
This Is The 少女マンガ。 やっぱり、女の子はみんな“恋愛体質”なんでしょうね。
まあ、ベタな展開だけど、ハマリます。
中島美嘉の「ナナ」が「レン」とのからみで時折見せる女の子らしい表情に “ドキッ”とさせられ、 宮崎あおいの笑顔と涙に“萌え”ます。
ライブシーンもすごくいいけど、もう少し下積みっぽいシーンがあった方が、 リアリティがあって良かったと思う。
続編も、展開は予想がつくけど、でも、観たい。


 かえるのうた (日/2005) @WOWOW

監督:いまおかしんじ
出演:向夏/平沢里菜子/吉岡睦雄/七瀬くるみ
サブタイトルは、「援助交際物語 したがるオンナたち」。
女の子たちの不安や孤独感をシュールと笑いで包みつつ、 ちょっぴり切なく描いている。
最近のピンク映画は、結構、文学的なのが多いので、侮れないなぁ。
下北沢という舞台や、意味もなく全編に散りばめられている「かえる」たち、 フランスパンでチャンバラしたり、 突然ミュージカルのように踊り出したりするところなど、演劇的なところも斬新。
もっとも、本来の目的からすると、物足りないかも。


 真夜中の弥次さん喜多さん (日/2005) @WOWOW

脚本・監督:宮藤官九郎  原作:しりあがり寿
出演:長瀬智也/中村七之助/小池栄子/阿部サダヲ/柄本佑/生瀬勝久/寺島進 /竹内力/森下愛子/岩松了/板尾創路/桑幡壱真/大森南朋/おぎやはぎ/皆川猿時 /古田新太/山口智充/清水ゆみ/しりあがり寿/松尾スズキ/楳図かずお /中村勘九郎/毒蝮三太夫/研ナオコ/ARATA/麻生久美子/妻夫木聡/荒川良々
ゲイのカップル弥次さんと喜多さんは、喜多さんのヤク中を治すため、 そしてリアルを探すため、お伊勢参りに旅立つ。
ロードムービーにして、ドラッグムービー。
シュールでディープな世界をナンセンス・ギャグとハイテンションで包んで、 笑えて、ちょっぴり切ない作品になっている。
豪華俳優陣を贅沢に使ったキャスティングも見所。
ドラッグムービーという体裁を取っているとは言え、 既存の映画の概念をブチ壊すような、非常に演劇的な映画だ。
さすがクドカン!





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